ずんこぶろぐ

『持続可能なプロデューサー活動で、アイドルマスターを通じて人生を豊かにする』をテーマに色々書いてます。 twitter: http://twitter.com/ohtsuki_zunko

オタク間のお金のやり取りをpring使って無料でキャッシュレスにしません?

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こんにちは、SideMに関してうかつな発言をして最近Twitterと質問箱が炎上し、SideM現場に足を踏み入れたら刺されないか心配な大槻ずんです。人里離れた穴ぐらの中でほとぼりが冷めるのを待っていましたがそろそろ大丈夫そうなので街に戻りました。

さて、皆さんアイマスライブに限らず、ライブなどのイベント現地でお金のやり取りをすることが多いと思います。
チケット代、物販の代行、宿泊や打ち上げ、新幹線や航空機などの交通費、政治集会、幼児プレイクラブ、その他各種費用の精算……その場合、ほぼ必ず行われるのは手渡しや銀行振込による現金のやり取りじゃないでしょうか。

そのやり取りは非常にシンプルですが、同時に大いなる危険も孕んでいます。

というわけで、俺はオタク現場での現金のやり取りをもうやめたいです。皆でせーのでやめませんか?
なのでpringっていう決済システムを紹介します。本人確認の手間もかからない(一部除く)し、何より無料だから楽!
お前ら今すぐ全員入れろ!今後俺とのチケット代のやり取りをすべてキャッシュレスにしろ!!お願いだ!!!

www.pring.jp

 

現金のやり取り、危険だしめんどくさいよね?

現金のやり取りは古来より行われてきました。特に日本円は偽札リスクが少なく、通貨自体の信用力が高いため、世界的なキャッシュレス化の潮流に反して現金でのやり取りが根強く多いです。嫌だねえ。
日常生活では良いのですが、オタクイベント現場でチケット代とか物販代行とか打ち上げとかそういう費用のやりとりになってくるとそれがちょっとめんどくさい。
例えば……。

銀行に寄る手間

現金を用意するには銀行に行かねばなりません。

銀行に行く場合常に『手数料』を念頭に動くと思います。え、手数料なんか気にする細かい人間じゃない?君はとんでもないバカだな。

それはさておき、手数料を考えると、イベント前の平日に近くのATMでお金を引き出す必要があります。

さらに、そこに小銭が絡んでくると、平日の昼間じゃないと小銭のやり取りができません。

とにかく、いつか何らかの形でATMに寄る手間が必ず発生します。

最悪なのは、うっかり引き出し忘れてイベント当日に引き出す場合、土日の手数料を取られることになります。探せば土日含め24時間手数料無料の銀行はそこそこありますが、最近では時間外手数料どころか、平日昼間でも引き出し手数料をきっちり取るクソ銀行が徐々に出てきています。

ただ、銀行によってはそこで住宅ローンを組んでるとか、証券口座とかなんか色々申し込んでるとかで手数料を優遇されることはありますが、まあオタク君は皆貧乏なので滅多にそういうことは無いでしょう。

釣り銭を用意する手間

さて、チケット代や物販代行に関して、少なくともお金を受け取る側は釣り銭が必要になります。

たとえばミリ6thの現地チケットを例に挙げると、2連番で18048円(コンビニ発行手数料含)。折半すると9024円です。相手がぴったりのお金を用意してくれればいいですが、必ずしもそうではなく……というか大半はそうではなく、きっと1万円札が出てくるか、9030円とか、9100円とか、そういう感じのキリのいい数字が出てきます。

相手が目で若干の申し訳無さを演出しながら
「細かいの無いんですが……」と恐る恐る1万円札出してきたらこちらは976円用意してやらなきゃいけません。結構めんどくさい小銭になるはずです。その小銭がたまたま財布にあれば問題ないですが、大抵は不足しています。

そしてその小銭を用意するために動く必要があり、銀行に行くにも遠出しているので普段使っている銀行なんか無いし、近場でも大抵そういうライブ会場はATMなんか無い。そもそも土日だから小銭の取扱なんてしてないし……。

結局コンビニで安いお茶とかを買って崩すとか、あるいは多めに渡すことで小銭のやり取りそのものを回避するか……どちらにせよそういった手間と金銭的・時間的な無駄なコストが出てきます。

多額の現金を持ち歩く必要がある

たとえ釣り銭が十分にあったとしても支払い側、受け側両方が多額の現金を持ち歩く必要があります。

『現金を渡してチケットを受け取る側』は、現地まで多額の現金を持ち歩く必要があります。

一方の『チケットを渡して現金を受け取る側』は、受け取った後銀行口座まで無事に現金を守らねばいけません。

できるだけ荷物を軽くするのが大の鉄則であるライブイベントで、財布が確実に重量と容積を圧迫することになります。

そして何よりも、多額の現金を持ち歩くことはセキュリティ上最大のリスクになります。

1円単位の割り勘は敬遠される

皆さん飲み会とか食事の時、割り勘ってどうしてますか?
1円単位まで割り勘しますか?

「1円単位の割り勘をする男は女性に嫌われる」とかよく言われますが、自分はそれを理解した上できっちり1円単位で割り勘します。あるいは全部出すか。

まあそれはともかく、端数ってたいてい切り捨てていると思います。

「ああ、いいよ俺が端数出しとくから」って。

正直そこでのよくわからない微妙な配慮合戦、めんどくさいですし、理想を言えば全員きっちり1円単位で割り勘するのが一番気持ちよく、損得のない方法ですよね。

釣り銭の扱いで不公平が生じる

仮に1円単位で割り勘が行われたと想定し、それが複数人数でのファミレスでの食事だとしましょう。誰が何食ったかとかそれぞれ違うため、誰がどれぐらい負担するかは変わってくると思います。あるいは、無関係にすべて割り勘か。

どちらにせよそこで釣り銭のやり取りが発生します。会計をする人が取りまとめて、受け取ったお金の中からお釣りを渡して……という作業がn人分発生します。

幸い、出てきた小銭の中でやり取りができればよいですが、たいていそうもいかず、ちょっと誰かが10〜500円ぐらい多めに出したりするみたいなことになりがちでしょう。

細かい誤差とはいえ、そこもスパッと気持ちよく1円単位で精算できればいいものです。

盗難や紛失の危険性

チケット代などで多額の現金を持ち歩くことは同時に大きなリスクと心理的負担に繋がります。

交通費や物販は交通系電子マネーApple Pay、クレジットカードで決済できるものの、チケット代だけはどうしても個人間取引になるため現金が必要になってしまいます。

そしてそれは支払い側のATMから現金が抜けていった瞬間から、受け側の手を渡り、受け側のATMに収まるまで常に盗難と紛失のリスクに晒されることになります。

支払う側はチケットを受け取った瞬間から開放されるため、気楽にライブを楽しむことができますが、受け側は大変です。ライブ中も、その後の打ち上げも、常に現金が紛失していないか気にかける必要があります。

事実、アニサマでは毎年けやきひろばにて大量に現金や財布の遺失物が大量に出るそうです。クレジットカードやキャッシュカードは紛失しても気がついた瞬間に止められるし、最悪被害額を回復できますが、現金に名前は書けないのでそうもいきません。

MoneyForwardで追跡できない

これはごく一部の人の話ですが、MoneyForwardに有料会員登録して自分のお金の流れをすべて追跡している人(自分)にとっては、現金のやり取りは追跡できず、手作業での入力が必要です。たいてい忘れて後で辻褄が合わなくなります。

moneyforward.com

MoneyForwardいいよ。有料会員登録して使ってる。

ネットバンキングの銀行振込じゃダメなの?

ここまで挙げたリスクを解決する1つの手段が銀行振込ですが、銀行振込の場合手数料を回避するために同じ銀行の口座を持っている必要があり、そうでない場合は送金手数料を支払うか、手数料無料回数を消費することになります。

気心の知れた相手同士で、お互いがネットバンキングを活用しているのであれば口座間送金は楽ですが、そうでない場合は手間とコストがかかります。見知らぬオタクの場合会ってもない人に真名を晒す羽目になります。

本当にやるべきは個人間決済のキャッシュレス化

日本のキャッシュレスは世界に比べて遅れている、とまあよく言われますが、個人的にはそこまで遅れてないんじゃ?という気はしています。大抵Suicananacoとクレジットカードでなんとかなるし。

ただ、本当にキャッシュレス化すべきなのは個人間取引だと思います。

NFC端末を導入して容易にキャッシュレス決済を導入できる店舗と比べ、個人間はどうしても現金のやり取りが生じます。

ただ、個人間のやり取りに対してそういうものを導入するのは手間も考えるとあまり意味があるようには思えません。

そこに出てくる1つの手段がLINE Payとかだとは思いますが、LINE Payは既存のLINEのやり取りの延長でお金のやり取りができるものの、イマイチ使いづらかったり、何より引き出すのに手数料がかかります。

手軽に、無料で、個人間でのお金のやり取りができるものがあれば良いなーと思ってたら、pringとかいうのが使えそうでした。

そんなわけでpringを紹介したい

で、そういうところでお互いにpringを入れていると、スマホの画面上でお金のやり取りがLINE感覚で完了するので超ラクです。

だいたいこんな感じ。LINE風のやり取りの中で、スタンプとかのように送金が行えます。

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↑「pringで現金のやり取りを行った人で10万円山分けキャンペーン」に参加するため友人に1円を送りつけて、大の大人が「1円返せ」と迫る虚無のようなやり取り

で、pringの面白いところはお金のやり取りだけでなく、文字と画像のやり取りも行える点です。

だから、例えば旅行中によくある「昼飯代出すから夕飯で相殺ね」みたいなのがあるときに、レシートの写真をここに上げておいたり、メモ書きや必要な連絡を残せます。

更に、pringはお金を「送る」だけでなく「請求する」こともできます。

「打ち上げ代割り勘した金額をpringで請求するから、そこに送ってね」といったことができます。

 

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↑夜中の1時にオタクに何の意味もなく5000兆円を請求する様子。pringで一度にやり取りできるのは10万円までなので、このやり取りを500億回繰り返した。

とにかく、pringを挟むことで、銀行間の送金でかかる手数料をゼロにすることができる。そう、諸々のやり取りが無料なんですよ!なんで?よくわからないけどとりあえず無料だ!

Q. pringを利用するために手数料はかかりますか
A. ATM出金に一部手数料がかかる取引がありますが、他の機能は全て無料でご利用いただけます。

www.pring.jp

すごくない?

pringを導入するメリット

そういうわけで、俺は皆とチケット代とかのやり取りをする上で現金を廃してキャッシュレスにしたいので、pringの良いところを書きます。

手数料がかからない

そう、ATM出金の一部を除いて手数料無料。これが強い。よくわからないが無料。

あと対応銀行が多い。

少なくともみずほかりそなか三井住友かSBIがあれば強いんじゃないでしょうか。UFJセブン銀行も対応してくれないかなーと思ってます。セブン銀行は出金のみできるけど。

口座番号のやり取りが不要になる

お互いに口座番号をやり取りして送金すればよいのでは?と思っていたのですが、口座番号を晒すということはすなわち本名を晒すことになります。気心の知れた相手同士ならば問題はないですが、多分大半はそうではないはずです。今日仲良しでも明日には解釈違いでTwitter相互ブロックしててもおかしくない時代です。

また、同じ銀行同士ならたいてい送金手数料は無料ですが、必ずしもお互いが同じ銀行の口座を持っているとは限りません。特にゆうちょ銀行相手の送金の場合、店名と口座番号を調べる手間が増えます。

pringを挟むことで、これらの手数料や手間がかからず、そして真名を晒すことなくお金のやり取りが簡潔します。

LINEのような扱いができる

使う前は「別に要らないんじゃ?」と思っていた機能なのですが、さっき書いたとおりお金のやり取りのついでにメッセージのやり取りができます。

これが実は地味に便利で、お金のやり取りのついでにメモ書きとか、例えば旅行中に「1000円多く出すから後で何か食べる時に出してね」みたいなやり取りが割とあると思います。

その後に歩き回ってて、例えばアイスを買う時とかにアイスの代金をメモしておいて、後の清算に役立てることができます。

小銭を持ち歩く必要がない

一番のメリットはここかもしれません。ってかキャッシュレス全般これですよね。とにかく小銭を用意したりやり取りする手間が省ける。

先程の「1円単位の割り勘問題」も気持ちよく1円単位で割り勘できます。

自前の口座間移動に便利

他人とお金のやり取りをするだけでなく、自分名義の口座間で銀行間取引が出ることがよくあると思います。
そういった場合に、SBI⇔みずほとか、みずほ⇔りそなみたいな本来は振込手数料がかかったり、手作業でATM間を移動する必要があるやり取りについて、pringを挟むことで手数料無料でやり取りできるようになります。

本人確認が不要

銀行のネットバンキングサービスと紐付けする際に本人確認の手間がかかりません(住信SBIネット銀行の一部口座は対象外の可能性あり。後述)

セブン銀行で受け取りができる、セブン銀行なのに1000円未満も受け取れるらしい

pringから現金を引き出す場合、セブン銀行を使ってお金を引き出す事ができます
なお、セブン銀行の仕様上1000円単位の引き出しです。キャッシュカードは不要。セブン銀行の口座も要らないと思います、たぶん。

実はレジで1000円未満も引き出せるっぽいです。

 

www.sevenbank.co.jp

www.pring.jp

セブン銀行、kyashも対応しているし良い。

余談ですが裏技

実は端数の受取もできる、レジで現金でも貰えるが、nanacoにすると10ptサービスになるので儲かる。例えば1,000円出金したいときに、1,001円にして1円をnanaco受取にすると、翌月に10pt加算される。
もはや手数料はマイナスの時代に。

by @twink_Atrick

 

懸念点

今んとこのめんどくさい点とか

住信SBIネット銀行の一部口座は本人確認が必要な場合がある

住信SBIネット銀行で今開設している口座が、もしもSBI証券経由で作った口座の場合、法的な理由で本人確認が必要になります。

本人確認は、本人限定受取郵便のハガキに書いてあるワンタイムパスワードを入力することで完了します。 

MoneyForwardがまだ対応してない(2019/6/4現在)

して(切実)

 

以上、諸々pringについて書いてみました。
今後オタクイベントでもキャッシュレスが進むといいですね。
コミケとかそういう同人イベントでは特に。

とりあえずアイマス現場でのチケットや打ち上げ代のやり取りなど、個人間決済にもキャッシュレス化の波が来てほしいです。

 

あ、面白かったら以下に投銭やプレゼントお待ちしております

www.amazon.jp

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